バジリカとカタコンベ

ローマの最も重要なふたつのバジリカ、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂とサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂を訪れ、スカラ・サンタについて知り、古代ローマのカタコンベを見るツアー。
ガイドとともに出発、説明がよく聞こえるようイヤホンをつけた後、一般にはサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂として知られている「最も聖なる救世主、洗礼者聖ヨハネ、福音者聖ヨハネのラテラーノの大聖堂」をまず訪れます。この教会は、ローマ司教としての教皇の司教座聖堂でもあります。教皇に所属する大聖堂(その他の教皇の大聖堂は、バチカンのサン・ピエトロ寺院、サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂)としてはローマ最大のもので、教皇が10世紀にわたり君臨した西方教会の最も古く重要なバジリカとしても知られています。もとは4世紀に建立されましたが、17世紀にボッロミーニによって、そのほとんどすべてが再建されました。ただし、ファサードは18世紀のガリレイの作品。ガリレイはバチカンのサン・ピエトロ寺院のスタイルを継承し、これがバジリカの現代バロック様式となりました。内部は、装飾、彫刻、大理石、モザイクで思わず息をのむほど美しいものです。
その後、このバジリカの正面にあるスカラ・サンタ(聖なる階段)を見学します。大理石(保護のための枠は木)でできた24段の階段で、処刑されることが決まった際イエスがピラートの宮殿で上った階段を、聖エレナが聖地から運んできたと信じられています。1980年には、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂とともに、ユネスコの世界遺産に登録されました。この階段を眺めながらガイドがその建設と歴史についてさらに詳しくご説明いたします。
次はサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂へ。この大聖堂も教皇の四大バジリカの一つで、処女マリアに捧げられたローマで最大のバジリカです。以前は教皇の邸であり、何人かの歴史上の教皇の墓もここにあります。1980年にはユネスコの世界遺産となりました。5世紀に建造されましたが、初代キリスト教会からバロックまで、いくつかの異なる建築上の特色を示しています。外部では、正面と背面のファサード、高い中世の塔、バロックのドームなどが見どころ。また、内部には、多くの素晴らしいモザイクとみごとな小聖堂が見られます。
ツアーの最後は、有名なローマのカタコンベへバスで移動。ローマの幹線道路のひとつアッピア街道の下に位置するこの古代の地下墓地は、迫害されたキリスト教徒の隠れ家でもありました。ほとんどのカタコンベは2世紀から5世紀までのもので、中にはキリスト教徒、殉教者、教皇の墓もあります。古代から荘厳なまでに維持されてきたこのカタコンベ、ガイドが迷路のような通路をご案内する間、グループからはぐれて迷子になることのないよう、ご注意ください。
ご注意:
所要時間:約3時間
集合場所:95 Via Vittorio Emanuele Orlando(Gray Line Rome / I Love Rome のオフィス)、出発の15分前
解散場所:ローマの中心
ふたつのバジリカとカタコンベの入場料はツアー料金に含まれます。
バジリカ入場の際には、短ズボン、ノースリーブシャツはご遠慮ください。