ローマ・オペラ・チケット




    リゴレット、G.ヴェルディ

    リゴレット、G.ヴェルディ

    クリスマスのイブと当日が過ぎ去っても、楽しい気分を持ち続けて悪いはずはありません。ローマのナツィオナーレ通りにあるサン・パオロ・デントロ・レ・ムーラ教会では、クリスマスシーズンの華やかな雰囲気をそのままに、ジュゼッペ・ヴェルディの大作オペラ「リゴレット」が室内楽団構成で公演されます。弦楽器、木管楽器、ピアノのこじんまりとしたアレンジで、オペラのフルストーリーが、かつてなかったほどお客様の近くで展開します。教会の素晴らしい内部装飾が、ヴェルディの傑作にさらに効果と魅力を与え、この公演を本当に特別なものにします。

    ヴェルディは、強烈な政治的発言を臆することなく行う性格の持ち主で、貴族の放埓さを暴露し、それを可能にしている全てを非難するために「リゴレット」を書きました。物議を醸し出したヴィクトル・ユーゴーの演劇「王は愉しむ」に基づいたフランチェスコ・マリア・ピアーヴェの脚本で、このオペラは、人々をマントヴァ公の宮廷へといざないます。マントヴァ公は、人間の尊厳も品性も考慮せず、女性を追いかけまわす困り者でした。宮廷お抱えの道化師、リゴレットは、マントヴァ公の不道徳な振る舞いに加担し、その果てしない欲望の犠牲者を嘲笑していました。しかし、リゴレットは、その裏で、ひとり娘だけはこの堕落した宮廷からは守りたいと思っていました。困ったことに、娘はすぐにマントヴァ公の魅力的な罠に陥り、リゴレットのこの二重基準が悲劇を招きます。

    「リゴレット」の強烈なストーリーが、室内楽アレンジの演奏で美しく輝き、ヴェルディのメロディーに対する才能が十分に感じられます。ストーリーの展開につれて、ドラマの緊張が高まり、感情のクレッシェンドが教会の壁に響きます。登場人物の対立、印象的なアリアとデュエットが、会場の素晴らしいモザイクと絡み合い、本当に忘れられない経験を生み出すことでしょう。「リゴレット」は、1851年3月11日にヴェネツィアのフェニーチェ劇場で初演され、オペラ史において不動の地位を築きました。 1世紀半後、ローマのサン・パオロ・デントロ・レ・ムーラ教会の新しい形のパフォーマンスにより、このクラシック作品を別の視点からお楽しみいただけます。