ローマ・オペラ・チケット

ローマオペラ座


III (Poltrone di Platea), € 187



エルナーニ、G.ヴェルディ

エルナーニ、G.ヴェルディ

ほぼ同時代に活躍したジュゼッペ・ヴェルディとヴィクトル・ユーゴーは、どちらもドラマチックな感性で際立っており、それを十分に活かした作品で成功を収めていました。ヴェルディの名をオペラ界にとどろかせた悲劇のオペラ「エルナーニ」もその一例です。1844年3月9日、フェニーチェ歌劇場で初演されたこの作品は、熱い思いに満ちた4つの幕で構成されており、常に人々魅了し、現在も定期的に再演されています。今シーズン、ローマ歌劇場では、このヴェルディの初期の作品を上演します。

「エルナー二」完成までのヴェルディとユーゴ―の道のりは、平坦なものではありませんでした。台本作家のフランチェスコ・マリア・ピア―ヴェは、「エルナー二」に落ち着く前にさまざまな物語を示し、題材としての可能性を試そうとしました。最終的に決まった「エルナーニ」は、未来の神聖ローマ皇帝カール5世、および、婚約しながらも別の男性に心を奪われている少女との複雑ないきさつを描き、スキャンダルを巻き起こした作品です。しかし、それをもとにしたヴェルディのオペラは、彼の総合的な創作姿勢を示しています。完全な台本ができてからでなければスコアには着手しないとヴェルディは主張し、ユーゴ―の広大なドラマチックなテキストを、思い切って4幕のオペラという扱いやすい形に切り詰める作業にも手を貸しました。

「エルナーニ」には、古典的な三角関係が描かれています。主人公は複雑な過去を持つ盗賊エルナー二、エルヴィーラに恋をしていますが、エルヴィーラはかなり年配のドン・ルイ・ゴメス・デ・シルヴァと婚約しています。この二人の男性の間に、後に神聖ローマ皇帝となるドン・カルロが突然現れ、エルヴィーラを無理やり自分のものにしようとします。かつてのライバルであった二人は、愛する女性を投獄と強制的な結婚から救うために、協力することにします。その過程で、エルナーニは自分の正体を明かし、シルヴァにある誓いを立てますが、結局、それが衝撃的な最後の場面につながります。この複雑な政治と愛のドラマを、恋人たちや戦士たちがどのように展開していくのかを、ローマのコスタンツィ劇場でお楽しみください。




image ローマオペラ座 / Silvia Lelli / Teatro dell'Opera di Roma