ローマ・オペラ・チケット




    アイーダ, カラカラ浴場

    アイーダ, カラカラ浴場

    ジュゼッペ・ヴェルディの「アイーダ」は、仏露戦争のため、初演が延期になりましたが、すでに非常に評判になっていました。戦争が勃発したとき、ヴェルディはこの傑作に2年近くを費やしていました。彼にとって、この延期はいい機会にもなりました。ヴェルディは、オペラの音楽をストーリーを語るためのものであると見なしており、それを存分に表すことができると考えたのでした。今回の会場、古代ローマ遺跡のカラカラ浴場は、「アイーダ」に最高のセッティングと言えましょう。

    「アイーダ」は、エジプトの軍司令官ラダメスに捕らえられ、囚人としてカイロに連れ戻された、エチオピアの王女アイーダの物語。ラダメスとアイーダは、惹かれ合っていますが 、エジプト王の娘アムネリスもラダメスを深く愛しており、嫉妬を抑えきれません。 アイーダへの愛情が深まるにつれ、ラダメスは自分の心に忠実に生きるべきか、国への忠誠を優先すべきか、迷うようになります。 ラダメスの内面のこの避けがたい葛藤は、ヴェルディにとって技術的に大きなチャレンジでした 。彼はこれを印象的なヴォーカルラインで表現し、「アイーダ」のハイライトとしてオペラファンから喜ばれています。

    ヴェルディは、カイロの真新しいオペラハウスのこけら落としのために、エジプトの副王イスマーイール・パシャの依頼で「アイーダ」を作曲しました。ヴェルディは、台本作家アントニオ・ギスランツォーニと組み、この真の傑作を作り上げました。音楽が中心となり、ドラマチックで巧妙なストーリーが展開します。オペラの衣装と複雑なセットがパリの包囲戦に閉じ込めらてしまったため、ヴェルディの尽力にもかかわらず、初演はやむなく延期されました。

    最終的には、1871年12月24日にオペラハウスで初演されましたが、これは大成功でした。 アリア「清きアイーダ  Celeste Aida」オーケストラと合唱の大曲「凱旋行進曲 Triumphal March」などは、時代を越えた音楽として親しまれています。今シーズン、この「アイーダ」をローマのカラカラ浴場という最高の会場でお楽しみいただきます。




    image Baths of Caracalla (Terme di Caracalla) / Photo by C.M. Falsini