ローマ・オペラ・チケット

ローマオペラ座


III (Poltrone di Platea), € 187



アイーダ、 G. ヴェルディ

アイーダ、 G. ヴェルディ

コスタンツィ劇場(ローマオペラ座)は、世界で最も広く上演されているオペラの一つであり、ジュゼッペ・ヴェルディの最もよく知られたオペラの一つである「アイーダ」を上演する。

このオペラは、アントニオ・ギスランツォーニのイタリア語台本による四幕のオペラ。フランスのエジプト学者オギュスト・マリエットが、同じくフランスのオペラ台本作家であり、オペラ劇場の支配人でもあるカミーユ・デュ・ロクルにヒントを与えてできた物語を基にしている。

ヴェルディは、エジプト総督イスマーイール・パシャから、「アイーダ」の作曲の注文を受けていた。パシャは、スエズ運河開通記念の一環として、カイロ総督オペラ劇場の落成式典でエジプトをテーマにしたオペラを初演したいと思ったのである。しかしながら、「アイーダ」は運河開通時(1869年11月)までには完成せず、代わりに「リゴレット」が演奏された。「アイーダ」は、このオペラ劇場で、後の1871年12月24日に上演され、大きな成功をおさめた。その後、有名なソプラノのアリア「O patria mia おおわが故郷」を加えるなどの修正の後、今日最終バージョンと見なされている「アイーダ」が、1872年2月8日ミラノのスカラ座で初演され、これも大成功のうちに終わった。

「アイーダ」は素晴らしいオペラである(事実、グランド・オペラの一つと考えられている)が、その初演もまたみごとなものであった。初演のアムネリスの王冠は金でできており、ラダメスの武器は銀でできているという豪華さであった。「アイーダ」において、ヴェルディは、出発点はベルカントにあるということや直前に書いた二つのオペラ(「ドン・カルロ」「マクベス」)に用いられたグランド・オペラの形式を示し、彼の経験を集大成した作品となった。また、ヴェルディの演劇や人間心理に対する深い知識も評価できる。音楽的には、テノールのアリア「Celeste Aida, forma divina 清きアイーダ」や合唱「Gloria all’Egitto凱旋行進曲」が聞きどころである。

舞台は、古代エジプト王朝、物語は、捕われの身となり奴隷としてエジプトに連れて来られたエチオピアの王女アイーダをめぐって繰りひろげられる。エジプトの王女アムネリスは、エジプト軍の指揮官ラメダスを愛している。しかし、ラメダスはアイーダを恋していることから、人間模様の葛藤が始まる・・・




image Silvia Lelli / Teatro dell’Opera di Roma