オペラアリアとナポリ民謡
オペラのアリアとナポリ民謡のこの素晴らしいコンサートは、イタリア滞在中の忘れられない思い出となるにちがいない。
異なるジャンルの音楽を組み合わせたこのコンサートは、ローマの中心地、ネオロマネスク様式・ネオゴシック様式建築の美しい、サン・パオロ・デントロ・レ・ムーラ教会で行われる。この教会は1861年のイタリア統一後初めて建てられたカトリック以外のキリスト教の教会。思わず息をのむほど美しいモザイクとステンドグラスで飾られたすばらしい内部、またみごとな音響を有するこの聖公会教会では、このショーをはじめいくつかのコンサートが行われている。
世界に名高い三大テノール、ルチャーノ・バヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスにインスピレーションを受け、第一部ではテノールのオペラ歌手3人がイタリアオペラの有名なアリアを歌う。室内弦楽オーケストラとピアノの伴奏で、「椿姫」「愛の妙薬」「リゴレット」「トスカ」などのアリアが演奏される。
第二部では、よく知られたナポリ民謡を有名な歌い手と音楽家がローマで演奏し、ナポリの陽気さを味わっていただく。「オー・ソレ・ミオ」「ヴォラーレ」「帰れソレントへ」など、マストの曲が披露される。
オペラのアリアがお好きな方にも、ナポリ民謡がお好きな方にも、3人のテノールとナポリの歌い手によるこのコンサートはきっと楽しんでいただけるであろう。